【簿記】過去問は何周解く?1〜2周でも伸びる効果的な復習法

日商簿記1級
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はじめに

「過去問を何周も解け」

簿記の学習法を検索するととよく見かける言葉です。予備校などでも、何度も解きなおすことが推奨されています。

数をこなせば成績は伸びるかもしません。しかし、時間や労力が足りずに、満足に周回させられないのではない方も多いはずです。自分もそうでした。

過去問は5年から10年分も収録されていて、1回分を解くのに1時間から2時間もかかります。

丸つけや間違えた問題を分析することも含めればもっとかかります。

点数に一喜一憂してしまうこともあり、1周こなすことですらハードルが高いです。

過去問を回転させることは自分には到底無理だと感じ、試行錯誤して編み出した効率的な学習法を今回ご紹介させていただきます。

結果、過去問1~2周で日商簿記1級や税理士試験の財務諸表論に合格できました。

少しでも負担を減らしながら、しっかり点数を取るためのコツをお伝えしますので、ぜひ試してみてください。


何周も解くのは、実は効率が悪いかも

過去問を何度も解いていると、回数を重ねるごとにただの作業になってしまうことがよくあります。

例えば、以下のように感じている方も多いはずです。

  • 内容を覚えている
  • 間違えるところも決まってる
  • 毎回コピー・採点・復習するのが大変

同じ問題を繰り返し解くことは、「もう解ける問題」まで毎回解くことになり、勉強時間の多くが既に理解している内容に使われてしまいます。

つまり、周回を重ねるほど効率は少しずつ落ちていきます

また、周回していた時に気付いたことは、本当にいつも同じ問題で間違えるのです。少し前に復習したのに、もう忘れているのです。

過去問で100点取る必要はない

また、過去問の中には、解く必要がない捨て問も混じっています。

本番では、みんなができる問題を正解できれば合格点を超えます。

難問まで頭に叩き込んで、100点を取れるようにする必要はないのです。

過去問の有用性

過去問で身につくことは、

  • 時間配分
  • 捨て問を避けて、取るべき問題をミスなくとる力
  • 長時間のテストを解く体力
  • 本番レベルの問題を解いて、実力や認識とのギャップを確かめる
  • 問題やひっかけの傾向を知る

などが挙げられます。

筆者の感想としては、これらの能力は過去問を1~2周すれば身に付きます。

特に、体力養成目的に関しては、持論があります。

筆者は家で過去問を解く時は、大問ごとに分割して解きます。モチベーションだったり、集中力的にきついからです。

そんな貧弱な筆者でも、本番では2時間の試験、朝から夜まであるような試験でも集中しきっています。

なので、過去問を通して体力トレーニングをする意義は薄いと思います。


重要なのは「間違えたところ」を集中的に復習すること

過去問を何度も解くより、間違えた部分だけに集中するのが効率的です。

過去問を解いて思うような点数が取れない時、落ち込みますよね。

でも過去問で思うように点が取れない場合の原因は、

  • 基礎知識が少し曖昧
  • ケアレスミスが多い
  • 特定の論点だけ苦手

このような原因で失点しています。

ある程度学習を重ねてきて、知識の完成度が80%くらいになっていても、あと少しのところで失点したりします。

  • あと少しで解ける問題
  • いつも間違える問題
  • テストで必ず点を取らなければならない問題

これらに的を絞って復習することで、短期間で点数が伸びて安定します。

また、時間と労力を大幅に節約できます。

「もうできる問題」はスルーして、「できていない部分」に集中する。

これが、合格を目指すための最短ルートです。


復習方法を工夫して、無駄を減らす

復習の仕方も大切です。

復習でやってしまいがちなのが、「ノートやテキストなどを何度も読む」という勉強法です。

何十回復習したとしても、いざ何も見ずに細かいところまで思い出そうとしたら

「あれ?なんだっけ」となりがちです。

これは何も見ずに思い浮かべる訓練を積んでいないため自分の覚えているところと覚えていないところが明確になっていないからです。

「見れば分かる」「何も見ずに思い出せる」は全く別です。

これを防ぐためには、思い出す練習=アウトプット形式が大事。

つまり、テスト形式で復習することです。

自分で問題を解いて、思い出せるかどうかを確認することが、記憶に定着します。

「テスト形式が大事なら、過去問を何度も解けばいいのでは」と命題に戻りますが、上述したように、過去問を1から何度もやり直すのは、できるところも重複してしまい、時間がかかってしてしまいます。


Ankiを使えば復習が圧倒的に効率化する

もし、デジタルツールに抵抗がなければ、Ankiを使うのが本当におすすめです。Ankiは、間違えた問題を効率よく復習できるツールです。

こんなに便利!Ankiの活用方法

  • スマホでテキストを読み取り、そのままカードを作成できる
  • 問題・解説・図・画像まで1枚のカードにまとめられる
  • 忘れそうなタイミングで自動的に復習問題が表示される
  • 間違えた問題だけを重点的に繰り返せる

これを使えば、何度も過去問を解かなくても、最も重要な部分だけに絞って復習できるんです。

復習の手間も、精神的な苦痛も、過去問を何度も解く時間も節約できます。

1日20~30問復習しても、たったの数十分で復習が完了します。

間違えた問題だけではなく、テキストに書いてある中々覚えられない公式や図なども問題形式に変えて復習することで、確実に自分のものになります。

PC版とGoogleストアでは無料。

iphone版では4,000円です。

iphone版は高いですが、自分は購入しました。

スマホならば電車や待ち時間などの隙間時間にサッと復習できます。

Ankiの具体的なメリットや使い方は以下の記事で解説しています。

簿記の勉強効率が倍増!間違いノートより効果的な“Anki自作問題”活用術
はじめに簿記の勉強していると、どうしても覚えられない論点や毎回間違えてしまう問題が出てきます。原因としては、他の論点と似ていたり、気を付けるべきところが多くて忘れてしまう事などが挙げられます。簿記の勉強は範囲が広く、覚えるところも多いです。…

アナログ派でも大丈夫!自作ノートで効率的に復習

もしあなたがアナログ派で、手書きのノートが好きなら、昔ながらの方法でもOKです。

  • 過去問を縮小コピーしてノートに貼る
  • 苦手問題だけをまとめる
  • 赤シートで隠せるように工夫する


ただし、何度も見返すだけでは意味がありません。

自作問題を作ったり、赤シートを使用して「アウトプット形式」で解答を再現する練習をすると、学習効果がぐっとアップします。


まとめ:効率よく学習して、無駄を省こう

「過去問を何周も解く」という方法は、時間も労力もかかってしまいます。それよりも、間違えた部分だけに集中して復習する方が、ずっと効率的です。

  • 過去問は実力確認として解く
  • 間違えた問題だけを重点的に復習する
  • アウトプット中心で記憶を定着させる
  • Ankiや自作ノートを活用して復習を効率化する

このように勉強することで、時間を節約しながら確実に成績を伸ばすことができます。

ぜひ、この方法を試してみてください。試験対策がもっとラクに、そして効果的になるはずです!

簿記が嫌いでサボりがちだった自分が、計算力を伸ばした方法
初めに私は簿記が好きではありません。初めて大学の講義で簿記3級を履修した時、1mmも興味が持てませんでした。授業にも身が入らず、テスト前にちょろっと勉強した結果、単位を落としました。その後、会計士を目指すことにしてから、本腰を入れて簿記を勉…

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