「英語を勉強して、何の意味があるんだ?」
英語学習を続けていると、たまにこんな疑問を持つことがあります。
英語は習得するまでにかなりの時間がかかります。
AIや翻訳機能の進化によって、「英語能力自体、大半の日本人にとっては必要ないのでは?」という意見もあります。
- すぐに仕事で使うわけでもない
- 海外旅行したり、移住する予定があるわけでもない
- 将来、具体的に何に役立つのか分からない
それでも私は、2年半以上にわたって英語のイマージョンラーニングを続けています。

「イマージョンラーニングってなに?」という方にはこちらの記事で詳しくご紹介しています。

英語を学ぶメリットは「仕事で使える」「外国人と話せる」といった実用面だけではないと思っています。
むしろ私にとって大きかったのは、英語学習そのものが日常や考え方を変えてくれたことです。
こちらの記事で紹介するのは、英語学習の一般的なメリットというより、私自身が2年以上英語を学んできて「英語をやっていてよかった」と感じたことや、学び続けている理由です。
人によって感じ方は違うと思いますが、一つの例として読んでもらえればと思います。
暇な時間を「生産的な時間」に変えられる
私が英語を学ぶ一番大きな理由は、これかもしれません。
暇な時間を、生産的な時間に変えられることです。
暇な時間は苦痛です。
適度な時間であれば、頭や心の整理などの役にも立ちます。
しかし、それが長すぎると、過去の嫌なことや将来への不安などが頭をよぎります。
- 「これからどうなるんだろう」
- 「あの時ああしなければ」
そんなことを考え始めると、時間がなかなか進みません。
そういったとき、気晴らしにスマホをいじったり、ゲームをしたり、YouTubeを見たりしますよね。
そして振り返ると、30分や1時間が過ぎています。
「うわー、何をしていたんだ」と、少し後悔したりします。
イマージョンラーニングなら、この行動が「積みあがる時間」に変わる
- YouTubeを見る
- 海外ドラマや映画を見る
これらを英語で行うことで、そのまま英語力として蓄積されていきます。
100時間、500時間、1000時間……と積み重ねていけば、以前はできなかったことが少しずつできるようになります。
最初はほとんど変化を感じなくても、あるとき、
- 「昔は聞き取れなかった英語が聞こえる」
- 「前は読めなかった文章が読める」
- 「字幕なしでもある程度理解できる」
といった変化が出てきます。
つまり、「暇潰しの行動」が、そのまま「英語ができる自分」を作る時間になる。
ここが、私にとって英語学習のかなり大きな魅力です。
何千時間使っても、むしろプラス
英語学習の面白いところは、長時間やったこと自体が能力として残っていくことです。
ゲームなどに何千時間も費やした人が、「この時間があれば、○○の資格がとれた」と言っているのを見たことがあります。少し、自虐的な意味が含まれていますね。
しかし、英語のイマージョンラーニングの場合は、何千時間費やしたこと自体が、プラスの評価になります。
実際に、4000時間ほどイマージョンラーニングをすれば、かなり高いレベルになれると巷では言われています。
趣味として楽しみながら続けられて、使った時間がむしろ、プラスになるのは一石二鳥です。
一人でできる
イマージョンラーニングは、一人で完結します。
誰かと予定を合わせる必要もありません。
気が向いたときに、
- YouTubeを見る
- 海外ドラマを見る
といったことができます。
人間関係や環境に左右されにくいのも、私にとっては大きなメリットです。
英語に没頭する時間がメンタルにも良い
私は、英語学習そのものがメンタルにも良いと感じています。
何かに没頭している時間があると、余計なことを考えなくて済みます。
英語は、母国語である日本語ほど感情や過去の経験と強く結びついていないため、英語のコンテンツを見ていると、合理的な思考になりやすいといわれています。
もちろん、英語学習をすれば誰でもメンタルが良くなるという話ではありません。
ただ私の場合は、英語に集中している時間そのものが楽しいです。余計なことを考えなくなって、時間が経過していきます。
また、何かに没頭している人を見ると、「充実していそうだな」と羨ましく感じることがありました。
ゲームでも、スポーツでも、音楽でも何でもいい。
何か一つのことに夢中になっている人には、独特の魅力があります。
それに近づけるという意味でも、イマージョンラーニングをやる甲斐があります。
英語ができる人への憧れを満たせる
私は昔から、英語ができる人に憧れがありました。
特に憧れていたのが、映画やドラマを英語音声で見ている人です。
帰国子女の知り合いで、それをやっている人が二人ほどいました。どちらも英語力が高く、TOEICが800~900以上でした。
字幕なし、あるいは英語字幕だけで海外ドラマを見ている人にたいして、
「英語がそのまま聞こえるって、どんな感覚なんだろう」
と思っていました。
なぜなら、昔の私はリスニングが大の苦手で、英語が聞こえるという感覚自体がよく分からなかったからです。
英語の成績がかなり低い人でも、なぜかリスニングだけはそこそこできる人がいるのに、なぜ自分はリスニングが弱いんだろうと不思議でした。
だからこそ、英語学習を続けて、少しずつその「未知だった感覚」に近づいていくことが楽しいという感覚があります。
将来の選択肢が増える
英語ができることで、人生の選択肢も増えます。
- 海外旅行。
- 海外の情報収集。
- 外国人との交流。
- 海外で働くこと。
- 海外に住むこと。
実際に私が将来海外に移住するかどうかは分かりません。
それでも、
「やろうと思えば選択肢に入れられる」
という状態には価値があります。
英語力を向上させるためにはとても長い時間が必要です。必要になってから身につけるのでは時間がかかりすぎます。
なので、まだ必要がない早い時期から備えておくことに価値があります。
英語力は「サブ武器」になる
英語だけで仕事をする必要はありません。
英語を本業にしている人は、帰国子女や長期の留学経験がある人、TOEIC満点、英検一級持ちなど土俵が違う人も多いでしょう。
それらと競おうとするのは、少し厳しいものがあります。
なので私は、英語をメインの武器にする必要はないと思っています。
専門性を持ったうえで、そこに英語が加わる。
英語だけで戦うのは難しくても、本業の専門性に英語をプラスできれば、使える場面は増える可能性があります。
- 履歴書にも書ける
- 海外の情報にもアクセスできる
- 外国人とのやり取りにも対応できる
つまり英語は、私にとってメイン武器ではなく、長期的に育てておくサブ武器です。
ブログのネタになる
私の場合、英語学習にはもう一つ大きなメリットがあります。
ブログの記事になることです。
英語を勉強する。
↓
経験や学びが増える
↓
その経験を記事にする
何年も続けられる趣味だからこそ、ブログのネタも長期的に生まれます。
これはブログを書いている私にとって、かなり相性がいい趣味です。
また、昔から趣味が副業やビジネスに繋がっている人への憧れがありました。
旅行やゲーム、筋トレ、美術など、好きなことを続けた結果仕事に繋がっている人は、一石二鳥でいいなと思い、今に至っています。
英語は「複利」が効く
英語学習は、投資にも少し似ています。
最初はなかなか成果が見えません。
- 単語を100個覚えた。
- 英語を100時間聞いた。
だからといって、すぐに劇的な変化が起こるわけではありません。
でも、知識が増えることで次の知識を理解しやすくなります。
徐々に、知っている単語やフレーズが増える
↓
理解できることが増える
↓
大量の英語コンテンツに触れられるようになる
↓
知識の吸収が加速する
このように、はじめよりも後半に加速していきます。
だから英語は、短期間で一気に成果を出すというより、長期間続けるほど強くなるものだと思っています。
一生続けられる趣味になる
英語は、年齢に関係なく続けられます。
「人生を充実させるためには、生涯続けられる趣味があるといい」と見かけたことがあります。
英語のイマージョンラーニングは、いつでもどこでも安く、一人でできて、年齢も関係がありません。
これは長期的に見るとかなり大きなメリットだと思います。
英語を通して、別の角度から「学習法」を深められる
私にとって、これは意外と大きな収穫でした。
私は税理士試験の勉強もしています。
趣味で英語学習することで、また違う形で学習について考えられるようになりました。
- 「どうやったら覚えられるのか?」
- 「分からなかったものが、どうやって分かるようになるのか?」
- 「大量のインプットを続けると、どんな変化が起きるのか?」
こうしたことを、自分自身の英語学習を通して実感できます。
資格試験で煮詰まったときに、「英語学習ではどうだったかな」という視点をもつことで、広い視点で考える事ができたり、応用が効いたりすることがあります。
外国語を学ぶことで、日本語も客観的に見られる
英語を勉強していると、逆に日本語について考える機会も増えます。
日本人同士なら、多少説明を省略しても伝わります。
- 「これ、お願い」
- 「昨日のやつ」
- 「いつもの」
これだけでも、文脈が共有されていれば成立します。
さらに、「自分がわかるから、他人にも伝わるだろう」という無意識に甘えがでてきます。
その期待があると、うまく伝わらない時に、「なんで伝わらないの?」と思ってしまうことがあります。
しかし、英語学習をするうえで、「何を言って言っているかわからん」という状態をたくさん経験します。
その結果、人に何かを説明するときにも、以前より丁寧に伝えようとするようになりました。
外国語を学ぶことで、逆に母語である日本語を客観視できる。これも英語学習の面白いところだと思います。
海外の名作映画やドラマを見るきっかけになる
英語を学び始めてから、海外の映画やドラマを見る機会も増えました。
筆者は、そもそも映画やドラマを見る習慣がありませんでした。
しかし、イマージョンラーニングのかげで、以前なら興味を持っていなかった海外作品にも触れるようになりました。
単なる語学学習から始まって、結果的に映画やドラマ視聴という新しい趣味まで増えていきました。
これが、人とコミュニケーションするときの話のネタになるときがあるので、良い収穫でした。
英語を学ぶ理由は、「英語が必要だから」だけではない
ここまで書いてきたように、私が英語を学ぶ理由は一つではありません。
もちろん、
- 「英語ができれば仕事で役立つ」
- 「海外の情報を得られる」
- 「外国人と話せる」
といった実用的なメリットもあります。
でも、それだけではありません。
私にとって英語は、
- 暇な時間を積み上げに変えてくれる
- 一人でできる
- 成長を実感できる
- メンタルにも良い
- 将来の選択肢が増える
- 仕事のサブ武器になる
- ブログのネタになる
- 一生続けられる趣味になる
- 学習そのものについて考えるきっかけになる
- 日本語を客観的に見るきっかけになる
そんな存在になっています。
英語を習得するには、かなりの時間が必要です。
だからこそ、
「仕事で使わないなら、そんなに勉強する意味ある?」
と思う時もありますが、でも今は、少し考え方が変わりました。
人生には、暇な時間がたくさんあります。
ただ、その中に英語学習を混ぜておけば、何年後かには、その時間が「英語ができる自分」として残っています。
100時間では大した差にならないかもしれない。
でも1000時間、2000時間と積み重なれば、以前の自分とはかなり違ってくる。
私はそこに、英語を長期間学ぶ面白さがあると思っています。
英語を学ぶ理由は、英語を使う予定があるからだけではない。
英語を学んでいる時間そのものにも、十分価値がある。
それが、2年半以上英語学習を続けてきた私が感じていることです。
