簿記の勉強効率が倍増!間違いノートより効果的な“Anki自作問題”活用術

日商簿記1級
  1. はじめに
  2. Ankiとは
  3. Ankiのすごいところ
    1. ①エビングハウスの忘却曲線に沿った復習が簡単にできる
    2. ②アクティブリコールによる定着
    3. ③作成したカードや学習の記録を見ることができる
    4. ④作ったカードを検索することができる
    5. ⑤スマホと連動させることでめちゃくちゃ効率が良くなる
      1. ⑴写真を撮って簡単に貼り付けられる
      2. ⑵スマホの文章読み取り機能
        1. 文章の読み取り方
      3. ⑶復習がいつでもどこでも楽にできる
      4. ⑷異なるデバイスで同期も簡単
        1. 異なるデバイス間で同期する方法
  4. 問題を作るときのコツ
    1. どんな時にカードをつくる?
  5. その他 ankiの使い方
    1. 1日のankiカードの枚数を調整する方法
      1. PC版
        1. ①デッキ画面を開き、調整したいデッキにカーソルを当てる。
        2. ②歯車のマークを押したあと、オプションを選択
        3. ③一番上の欄を選択して、調整したいデッキが選択できているかチェック
        4. ⑤「1日の上限」という項目で、調整する
          1. 「一日の新規カード導入枚数の上限」とは
          2. 「復習枚数の上限に関係なく新規カードを導入する」とは
    2. 復習サイクルの期日を変更したい場合
    3. 復習サイクルが長すぎる場合
      1. スマホ版の設定の開き方
        1. ①デッキを開き、右下の歯車のマークを押す
        2. ②出てきた一覧の中から、右上の「オプション」を選択
        3. ③あとはPCの調整方法と同じ(上記参考)
    4. ankiの学習データの見方
      1. PCの場合
      2. スマホの場合
  6. まとめ

はじめに

簿記の勉強していると、どうしても覚えられない論点毎回間違えてしまう問題が出てきます。

原因としては、他の論点と似ていたり、気を付けるべきところが多くて忘れてしまう事などが挙げられます。

簿記の勉強は範囲が広く、覚えるところも多いです。

日商簿記1級は言うまでもなく、2級も年々範囲が広くなっていきました。

講義やテキストを使用して全体像をインプットするのも大変なのに、問題集や過去問を使って大量にアウトプットすることが求められます。

時間をかけて解いたのに、何度も同じミスをしていると苦手意識が付いてしまいます。

これを解消するためには、間違えた問題を効率よく復習する必要があります。

簿記の実力を向上させるためには、

①講義やテキストを使って全体像を掴む

②問題を解く

③ミスを分析→弱点や改善点をまとめる

間違えたものを復習して定着させる

これを繰り返します。

この④の段階で、なるべく効率よく記憶に残せると、勉強の総量がグッと短縮されます。

また次に同じミスをしづらくなり、短期間で点が安定するようになります。

今回はそんなお悩みを持つ方におすすめの復習法として、Ankiというアプリをご紹介させていただきます。

Ankiとは

Anki(アンキ)は、暗記のための自由かつオープンソース単語帳ソフトウェアである。

日本語の「暗記(あんき)」にちなんで名づけられた。

問題文と解答をペアにした暗記カードの問題集を自作し、それで学習することができる。

Anki – Wikipedia

世界的にも様々な資格勉強や語学の勉強で使われているアプリです。

PCとandroidでは無料Appleでは2025年11月現在4,000円です。

AnkiMobile Flashcardsアプリ - App Store
App Store でAnkitects Pty Ltdの「AnkiMobile Flashcards」をダウンロード。スクリーンショット、評価とレビュー、ユーザのヒント、その他「AnkiMobile Flashcards」みたいなゲームを...

Ankiのすごいところ

①エビングハウスの忘却曲線に沿った復習が簡単にできる

暗記カードを作成した後、問題を解いていきます。

その際、「もう一度」、「難しい」、「正解」、「簡単」の4択で、自分の定着度合いを学習サイクルに反映させることができます。

この機能によって、日々の復習を効率よく行うことが可能です。

この復習サイクルの期間は、自分好みに調整をすることが可能です。

②アクティブリコールによる定着

アクティブリコールとは、学習した内容を能動的に思い出し、アウトプットをすることです。

  • 暗記カードで復習
  • 問題を解く
  • テストを行う
  • 学んだことを、何も見ずに思い浮かべる
  • 人に教える

テキストを読むだけの学習や講義を聴くだけの学習よりも、はるかに記憶の定着に繋がります。

Ankiを使うことで日常的にテストをすることができ、効率よく脳に刻むことができます。

復習サイクルを自動で調整してくれることで、自分で復習のタイミングを考える負担が減るため効率がいいです。

③作成したカードや学習の記録を見ることができる

以下の画像のように、これまで学習した様々なデータを見ることができます。

このように、データによって自分の学習の積み重ねを目にすることで、モチベーションUPにつながります。

④作ったカードを検索することができる

作成したカードを検索することも簡単です。

「ブラウザ」を押します。

②「退職」というワードを打ち込むと、該当するカードがずらーっと出てきます。

YouTubeで見かけた医学部生の方は、覚えるためではなく、薬に関するカードを作って、検索しやすくするためにこのアプリを使っていました。色々な利用法ができます。

⑤スマホと連動させることでめちゃくちゃ効率が良くなる

スマホと連動することで、暗記カードの作成や復習のハードルがぐっと下がります。

筆者の場合は、基本はカード作成も復習もスマホで行っています。

⑴写真を撮って簡単に貼り付けられる

Ankiのスマホアプリを入れることで、暗記カードを作る際に、スマホで撮った写真を、カードに簡単に載せることができます。

簿記の仕訳や図、テキストの該当箇所などを簡単に暗記カードにまとめられます。

⑵スマホの文章読み取り機能

またスマホでは、カメラを使って文章を読み取ることができるので、簡単に問題文をコピペできます。

筆者はiphoneユーザーなので、iphoneユーザー向けに説明します。

文章の読み取り方

①カメラを起動して文書を写すと、黄色く囲われます

②右下のカギかっこが4つついたボタンをタップ(ポートレートの右上)

③読み込んだ文をコピーできる

あとは好きな部分をコピーしてankiカードに貼り付けることで、作業時間を大幅に短縮することができます。

パソコンのみだと手で打ち込む必要があるので、暗記カード作成に手間がかかるのですが、スマホ版を取り入れることでより作業が楽になります。

⑶復習がいつでもどこでも楽にできる

歯を磨いている時や髪を乾かしている時、電車に乗っている時、ベッドでダラダラしている時でもさっとスマホで復習をすることができます。

このように隙間時間を効率よく利用して復習することで、まとまった時間が取れる時や気力があるときは、問題を解くことや講義視聴などに充てることができます。

⑷異なるデバイスで同期も簡単

PCとスマホでの同期も超簡単なので、作成した暗記カードや学習したものを、瞬時に反映させることができます。

異なるデバイス間で同期する方法
  • アカウントを作成
  • 同じアカウントでPCやスマホにログイン
  • 同期」ボタンを押すだけ

①PC上は右上に「同期」ボタンがあります。

②スマホでは右下です

iPhoneユーザーにとっては高額かもしれませんが、それだけ価値があるアプリですので是非お勧めです。

問題を作るときのコツ

なるべくカード1枚の復習の負担を低くする方が、復習しやすくなります。

  • カード1枚につき、1つor2つの論点に抑える
  • 問題はできるだけ簡素にする(復習の時の回転率を上げるため)
  • 電卓が必要な計算などは入れない(スマホだけで完結するようにする)
  • 理論の長文丸暗記などには向かない(キーワードや公式の暗記程度に抑える)

などのコツを押さえることで、日々の復習が楽になります。

カードに色々な要素を詰め込むと、思考が停止したり覚えたいことがぼやけてしまいます

その結果、難しいカードの正答率が低くなるため、復習サイクルが短くなって毎日嫌なカードばかり復習する羽目になります。

なのでできるだけパッパッと、要点だけチェックできるような、簡単な問題を作ることをお勧めします。

どんな時にカードをつくる?

  • 講義で「ここ覚えてください」「みんなよく間違えるので気を付けてください」といったとき
  • テキストの公式や表の中で、思い出せないものがあるとき
  • 問題集で間違えた論点
  • 覚えるべき下書きの形
  • 忘れがちなキーワードの意味
  • 仕訳の暗記

などなどです。

カードの作成枚数は、なるべく抑えたほうが自分の弱点にフォーカスできるので、間違えやすいものや忘れやすい物に絞るのがおすすめです。

その他 ankiの使い方

1日のankiカードの枚数を調整する方法

PC版とスマホ版で調整する方法をそれぞれ説明します。

PC版

①デッキ画面を開き、調整したいデッキにカーソルを当てる。

右に歯車のマークが出ます。

②歯車のマークを押したあと、オプションを選択
③一番上の欄を選択して、調整したいデッキが選択できているかチェック

デフォルトでも可(その場合、⑤の一日の上限設定のところで、”このデッキ”を選択します)

新しいプリセットを設定するには、”保存”の右にある、「」を押すと作れます。

⑤「1日の上限」という項目で、調整する

④でデフォルトの設定を選んでいる場合、”このデッキ”を選択し、数値を変えます。

「一日の新規カード導入枚数の上限」とは

新しくカードを作った際に、新規カードが1日に何枚出てくるかを調整できます。

→例えば20枚新規カードを作成したときに上限を5枚にしていれば、一日5枚ずつ4日に分けて復習できます。

「一日の新規カード導入枚数の上限」と、「一日の復習枚数の上限」をいじると、黄色い注意事項が出てきますが、無視でいいです。

「復習枚数の上限に関係なく新規カードを導入する」とは

「復習枚数の上限に関係なく新規カードを導入する」に選択を入れると、一日の復習枚数の上限を9枚にしていた場合、「新規カード+旧カード9枚」を復習することになります。

復習サイクルの期日を変更したい場合

復習サイクルの期日を変更したい場合は、”新規カード”や”復習での忘却”の欄を変更します。

ご自身の1日の復習枚数に合わせて、実際に試しながら微調整することをお勧めします。

(2=2日 2m=2分など、調整できます。)

初期の設定では、数十分とか数時間で同じカードがくるので、復習の頻度が多すぎて大変でした。

簿記の計算などは、そんなに高頻繁で回さなくても記憶に残ります。

自分の場合は、苦手なものが毎日復習にくると億劫なので、2日3日のサイクルになるようにしています。

正答率が上がっていくと、2週間後、数か月後、1年後と回転のスパンが伸びていきます

復習サイクルが長すぎる場合

つぎの復習サイクルが長すぎる場合は、設定の一番下にある”高度なオプション”を調整します。

”復習間隔の上限(日)”を設定することで、自分の場合は40日以降にはならないようになっています。

簿記のテストなどは、せいぜい1年後から半年以内にあるため、試験前に復習できるようにしています。

他には、”復習間隔の一括調整(倍)”を0.65にすることで、何度か正解したもののサイクルが伸びすぎないようにしています。

各々の状況に合わせて設定することをお勧めします。

スマホ版の設定の開き方

①デッキを開き、右下の歯車のマークを押す
②出てきた一覧の中から、右上の「オプション」を選択
③あとはPCの調整方法と同じ(上記参考)

ankiの学習データの見方

PCの場合

PCでは統計ボタンを押すことで、見ることが出来ます。

スマホの場合

スマホでは、デッキ一覧の左上棒グラフのマークを押します。(「?」の右にある)

まとめ

いかがだったでしょうか。

語学の学習を始めてからAnkiを使用するようになり、簿記や税理士試験のための勉強にも利用するようになりました。

今回はその中で見つけた効率のいいやり方やメリットについてご紹介させていただきました。

初めは設定など大変かもしれませんが、一度慣れたら簡単でとても便利なアプリです。

ぜひAnkiを使用して、効率よく苦手を克服していただけたら幸いです。