はじめに
日々コツコツと、将来や目標のために努力していていると、突然こんな思考に支配されることがあります。
- 「これ、いつまでやらなきゃいけないんだろう」
- 「いつになったら報われるんだろう」
周りの人たちはどんどん前に進んでいるように見えて、自分だけが同じ場所で足踏みしているような気がします。
- 「他の道を選んだほうが良かったのでは?」
- 「なにか間違っているのでは?」
と考えてしまう。
この記事は、「将来のために努力しているのに、成長を実感できず不安になってしまう人」に向けて書いています。
自分がこの思考に陥ったときの、和らげる方法を解説します。
将来のために努力しているのに、成長を実感できない不安の正体
将来のために努力しているのに、なぜか成長を実感できず不安になる。
それは「成長していないから」ではなく、成長の構造そのものに原因があります。
よく言われるアドバイスに、
「成長を実感したいなら、他人ではなく、昔の自分と比べるといい」
というものがあります。
これは確かに有効です。
昔の自分と比べれば、考え方・知識・経験・成果など、考えられないくらい成長していることがわかります。
- 昔欲していたものを手に入れられた
- 大きなことを成し遂げられた
- 価値観が大きく変化した
- スキルや収入が伸びた
などなど、人それぞれあるでしょう。
しかし同時に、こんな感情も湧いてきます。
「じゃあこの先、新たな成果を得られるまで、また何年も頑張らなきゃいけないのか」
そして残念なことに、仮に次の成果を感じられたあとも、また同じ悩みに支配されます。
なぜなら、人は成長すればするほど、次の課題や不満が見えてくるからです。
改善点が見える →目標を立てる→ 努力する → 成長する → また不満が出る。
これが、「成長すればするほど、次の不満が生まれてしまう構造」つまり、”将来のために努力しているのに、成長を実感できない不安”の正体です。
実は昔に感じていた不安や不満は、既に解消しています。
しかし、さらに上の目標に進む過程で、また別の不安や不満に苛まれているのです。
具体例 筆者の場合
自分は去年、日商簿記1級に合格し、今年は税理士試験の財務諸表論に合格しました。
英語のイマージョンラーニングも2年継続できました。
成果が出るたび、強い喜びや達成感を得ました。
1年前や数年前と比べたら、躍進しています。
しかしそれは束の間で、目標を達成した後、また次の目標のための研鑽がはじまります。
そうすると、また不安や不満に支配されます。
- 次の目標はほんとに達成できるのか
- ちゃんと成長できているのか
- 早く目標を達成して、楽になりたい
また、そういった目標の成果が見られるのは、数か月や1年以上先だったりします。
そして目標を達成した後も、次の目標に取り掛かるたび、この思考に陥ります。
このままでは目標を掲げて努力を続ける限り、不安や不満から抜け出せません。
短期間で成長を感じる「2週間思考」という考え方
じゃあ、どうすればこの感覚から抜け出せるのか。
答えは、もっと短いサイクルで成長を実感することです。
負のループの原因は、成長を感じるために期待する成果が、”とても大きくて、長期間を要するもの”だからです。
ここで私が編み出したのが、「2週間思考」です。
過去の自分と比べるのは部分的には効果があったのですが、一部欠点がありました。
それは比較するスパンが長すぎることです。これは、より短期間の成長サイクルに焦点を当てることで解決します。
実は、日々コツコツと行動を積み重ねると、たった2週間でもかなりの変化や成長をしています。
普通に生活していると、2週間は一見何も変わっていないように感じます。
しかし、意識的に振り返ると全然違うことがわかります。
・2週間前は、まったく別のものを欲しがっていた
・1週間前まで知らなかったことに気づいた
・コツがわかった
・いいアイデアを思い付いた
・新しい取り組みを始めた
・臨時収入が入った
こうして並べてみると、2週間でも確実に、思考が変化していたり、突発的な出来事があったり等、前に進んでいることがわかります。
短期間で成長を実感できると、
「じゃあ今辛くても、とりあえず次の2週間だけ頑張ればいいか」
と思えるようになります。
これが「2週間思考」の強みです。
短期成長サイクルが不安を減らす理由
人間は、「待っている時間」をとても長く感じます。
- 友達を待つ5分
- 病院で順番を待つ15分
- 今日届くはずの荷物を待つ数時間から半日
経った数分から半日でも、待つということは苦痛で、体感時間を引き延ばします。
だからこそ、1年後や数年後の成果を待ちながら努力し続けることが苦痛なのは、当たり前のことです。
一方で、今が楽しくて満たされているときはどうでしょうか。
- ゴロゴロスマホをいじっているとき
- 面白い趣味にハマっているとき
- 美味しいご飯を食べているとき
- 親しい人とはなしているとき
気づいたら、数時間、数日があっという間に過ぎています。
努力を続けるコツは「遠い未来を待たない」こと
だからこそ大事なのは、遠い未来の成果を待つ状態から抜け出すことです。
2週間思考によって、短期間で成長を実感する。現状に過度な不満を抱かないことで、未来を待たなくなる。淡々と今やるべきことに没頭する。
そうしているうちに、気づけば数日、数か月1年と時間があっという間に経ちます。
こうすることで、”将来のために努力しているのに、成長を実感できない不安”から抜け出すことが出来ます。



