はじめに
2024年に、大原の国税徴収法の初学者1発合格コース(9月開講)を受講して、基礎講義を一通り受けました。(第75回税理士試験の対策講義)
当初どの予備校で講義を受けるか迷ったときに情報が少なく困ったので、体験から得た情報を書きます。
カリキュラム
初学者1発合格コース
・お値段約15万円+入学金6千円
・9月頭から基礎講義が開講
年内の12月半ばまで、毎週1本講義が配信(1講義の時間は2時間半程)
・計14講義で全体像を掴める
※年明け1月半ばから、また同じ内容の講義がある(1月開講コースははここから合流)
→12月半ばから、年明けの1月半ばまでに1か月間の空白があるため、講義の進捗が遅れていても年末年始で追いつける。
筆者は10月から講義を受講しましたが、この空白期間のおかげで追いつくことが容易でした。
・5月以降応用講義が始まる
余裕をもって基礎を学習したい方は、9月開講からコツコツ続けるのがおすすめです。
1月開講 初学者短期合格コース(web通信)
・お値段約10万円+入学金6千円
・年明け1月半ばからの講義からスタート
1月から入ったほうが値段的にはかなりお得(5万円お得)です。
時間が取れる方や経験者は、1月からのコースで短期で基礎講義を周回するほうがコスパがいいかもしれません。
・資料通信というさらに安いコースには、講義がついていないので注意です。
授業の進め方
・計算テキストと理論テキストがあって、複合的に授業が進められる
・図や具体例を使って条文をわかりやすく解説してくれる
・過去の本試験の出題頻度から、次回の試験での山や重要度を教えてくれる
・毎回宿題が出る→条文暗記、計算問題、線表という図をかけるようにする等
・計算の問題集は簡単でちょうどいい難易度です。問題数も個別問題が50問と、総合問題が30問弱で負担にならない
授業で習ったことや計算テキストに書いてあることを、どんどんアウトプットして習得するのが効率良いです。
・講義の頭に、宿題で出された部分をチェックするミニテスト(10分ほど)がある
→初学者にとっては難しいが、本試験の問題の出方を日ごろから意識して勉強させるのが目的
・14回の講義のうち2回確認テストがある(ミニテストより広い範囲からのテスト)
→スマホ等から回答を提出し、記述の添削をしてもらえる
講師がすごく元気で、声の通りも良くハキハキ話してくれます。理解しやすいように、イメージ図や具体例も交えた説明が、とても良かったです。
基礎講義を終えての感想
・理論も計算も文が長く、覚えるところが多くて大変
・国税徴収法は楽という情報がネットに出回っているが、割と大変である
→他の租税科目よりは範囲が狭くて楽なのかもしれないが、舐めていると本番何も書けないで終わると感じました。
・とりあえず全体像を掴めたら楽になった気もする
・ドラマ等で徴収のイメージをつけたら多少講義の理解が捗った(気持ち程度)
→トッカン、ゼイチョー、シッコウ等
独学で可能か?
結論、不可能です。
→市販のTACの理論マスターだけでの独学は、到底理解が及ばないものと感じました。
そもそも国税徴収法の参考書や問題集が市販では少なすぎです。
5月で挫折
途中から簿記論・財務諸表論に絞ったため、これ以降の体験談はありません。
簿記論・財務諸表論と同時に国税徴収法の学習を進めていましたが、直前期に手が回らなくなり、簿記論・財務諸表論に絞りました。
第76回の試験に向けて、1月開講コースを再度受講する予定です。
まとめ
いかがだったでしょうか。
自分が予備校を選ぶとき、個人のブログやSNS、コメント等が参考になったので今回ご紹介させていただきました。

