はじめに
英語学習において、Ankiは非常に強力なツールです。
ただし使い方を間違えると、「頑張ってるのに身につかない」「あまり効果を感じない」という状況に陥ります。
細かい使い方、導入方法はこちらの記事でご紹介しています。
基本はイマージョンで大量インプット
英語力の土台形成のためには、イマージョンによる大量にインプットをして、無意識下に英語を蓄積させることが効率がいいです。
文脈や状況、映像、発音などと合わせて、楽しく頭に入れることが出来るからです。
ただし、イマージョンにも弱点があります。
イマージョンラーニングはドラマや映画、YouTubeなどを基本は止めずに見るので、
- そこそこの頻度で出るのに、覚えられない単語
- 文全体がわからなくなる単語や熟語
- 他の単語と似ていて、毎回勘違いしてしまう単語
こういった単語が出てきた時、高頻度で回転することが出来ません。中々同じ作品を何度も見るのも効率が悪いので、せいぜい、2,3回しか見返さないものが多いです。
結果、頻出の簡単な単語以外はなかなか覚えられないです。
ここでAnkiの出番です。
Ankiのいいところ
イメージ付きで回転できるから、記憶に残る
自分は実はAnkiを1か月ほど使って、いちど辞めました。
最近1年半ぶりに使い始めて思ったのが、
「あれ、めっちゃ分かる」
ということです。
作った当時は分からなかったからカードを作ったのに、1年半ぶりに見てかなり記憶に残っていました。
特に、単語のイメージや動画のスクショと一緒にAnkiに入れたものは、かなり記憶に残っていました。
英語の単語をGoogleで画像検索すると、イメージがたくさんでてきます。それをコピーして一緒に貼ったりしていました。
Ankiを辞めていた期間、イマージョンラーニングをしている時に、”この単語Ankiに入れたやつだな”と気づくことがよくありました。
イマージョンとの相乗効果
イマージョンラーニングだけだと、基本分からないものを調べておわりです。
しかしAnkiを併用することで、イマージョンの効果を最大限に引き出しやすくなります。
なぜなら、イマージョンラーニングのみだと、わからない単語が気になって、「もっとちゃんと聞いたり、精読しなきゃ」と余計な不安や力みが出てきます。
しかし、Ankiと併用することで、「細かいところはあとでAnkiに入れて復習すればいい」と思えることで、動画に集中することができます。
動画に集中できるので、文脈理解が速くなる、音に集中できるなど、イマージョンラーニングの良さを引き出すことが出来ます。
成長の実感ができる
イマージョンラーニングは基本的に長期間継続することが求められます。その最大の壁が、モチベーションです。
あまり成果が見られないと、やる気がなくなったり、道に迷ったりします。
しかしAnkiを見れば、データとしてすべて残っています。
作ったカードの数や復習した枚数、身についた語彙などが、自分の成長を可視化するツールとして機能します。
Ankiを使うときの注意点
Ankiは「サプリ」
Ankiの役割は、イマージョンラーニングに足りない部分を補うことです。
メインではなく、あくまで補助として使います。
Ankiばかりやっても、総合的な英語力は身に付きづらいです。
わからない単語を大量にAnkiに入れた結果…
自分はAnkiを使い始めてから、映画やドラマなどで出てきた知らない単語を毎日10個~20個、手あたり次第Ankiにぶち込みました。
その結果1か月程度で800枚ほどになりました。
毎日復習をしていると、覚えられるものと覚えられないものが明確に分かれてきます。
覚えられないものは、頻出でない単語や他の単語と比べて紛らわしいもの等が挙げられます。
そういった単語は、たくさん復習しても、中々頭に入りません。
中々頭に入らないので、Ankiで”間違い”を選択します。すると、単語の復習サイクルが短くなり、そういった単語ばかりがでてくるようになるので、毎日のankiが苦痛になります。
そのうえ、頻出じゃない語彙なので、頑張って覚えたとしても、中々使う機会がありません。
例えば筆者の場合、ジュマンジという映画に”perpendicular(垂直)”という単語が出てきてわからなかったので、Ankiで覚えました。
しかしその後、毎日イマージョンラーニングによって色々な映画やドラマ、動画を見ているのに、1年半で一回しか見かけていないのです。
他にも、サイバーパンク2077に”klep”や”picksocket”という単語が良く出るので覚えたところ、このアニメ特有の造語スラングでした。
“picksocket”は”pickpocket(スリ)”をもじったものでした。
なので、手あたり次第わからないものを追加すると困ったことになります。
自分こういった単語カードが多数あるので、消したり、Ankiの一時休止という機能を使って、復習から外しています。
つまり、Ankiで効率よく語彙を覚えるためには、作るカードを厳選する必要があります。
語彙の厳選の仕方
ここまでの説明で、Ankiに入れる語彙は、厳選する必要性が伝わったと思います。
ではどういったものを入れると、効率がいいのかを列挙しました。
- 色々な作品にわたってよく出るのに、覚えられない語彙
- 他の単語と紛らわしい物「expensive(高価な)」と「extensive(広大な」等
- 今後活かせそうな語彙
注意点としては、特定の作品によく出てくるからと言って、Ankiに入れると造語だったり、他では全く見ない場合も多くあります。
また、相手を罵倒する言葉や専門的な言葉などは基本要らないです。
他には、TOEICなどの対策をするとき、頻出の語彙で意味が取れないものや間違えた原因になった語彙を入れると捗ります。
自分の場合は、”appliance(家電)”がよくTOEIC問題集に出てくるのに、あまりイメージがしっくりこなくて、Ankiに入れました。
結論
Ankiは、イマージョンを加速させる最高のサプリです。
細かい語彙はAnkiで押さえ、あとはイマージョンで多角的に理解を深める。
このバランスが、効率のいいイマージョンラーニングの学習法です。
