はじめに
勉強効率を上げるとき、「何を足すか」も大事ですが、それと同時に「何を捨てるか」も大事なポイントです。
無駄を削減することで、精神的な負担を軽減しつつ成長を加速させます。
私自身が勉強を進める中で、意図的に捨ててきたものをまとめます。
※あくまで筆者自身の価値観や強味弱みを考慮した結果であり、個人差があります。あくまで参考程度に留めてください。
①勉強時間を測ること
- 「この試験に合格するには、○○時間勉強しないと受からない!」
- 「○○時間以下は甘え」
こういった他人の意見に辟易してきました。
こういった意見に惑わされると、せっかく勉強しても「今日は、今月は○時間しかできなかった」と自分を責めてしまいます。
大学受験の頃には、「夏休みは一日10時間当たり前!」を真に受けて、3日で挫折しました。
その挫折のせいで、夏休み中むしろモチベーションが下がったのです。
また勉強の内容よりも、今日何時間できたか、目標時間まで頑張らなきゃと無理をしていました。時間が足りてない時はピリピリしますし、無駄にプレッシャーがかかります。
このように、自分の場合は勉強時間を測ることがマイナスに働いていました。
勉強時間は多ければ多いほどいいか?
例えば資格の予備校で学習する場合、同じ講義を受けるにしても、教室で受ける人と、ネットで映像で受ける人がいます。
- 講義を教室で2時間半受ける人
- 映像講義で倍速機能を使って1時間半で受ける人
がいた場合、前者の方が勉強時間が多いから優れているでしょうか?
そんなことはありませんよね。どちらも同じ内容ですから。
また、その講義をみて、どれだけの情報を得られるかも、個人によって差が出てきます。
同じ時間講義を受けても、試験のために必要な情報を得られている人もいれば、あまり理解できなかった人もいます。
つまり、”勉強時間が多いか少ないか”という1つの尺度で他人や自分を測っていると、学習の本質がズレていきます。
自分の目標を達成するために、自分に足りない知識をインプットし、アウトプットする。
間違えたら分析して改善する。
これらを本番までの日まで計画に落とし込んで、合格ラインに到達する
これが大事です。
勉強時間では他人と比べようがない
”何時間勉強をした”とか、人によって勉強時間の測り方が異なります。
きっちりタイマーで測る人もいれば、講義の時間や自習室にいつもいる時間などで、ザックリ計算する人もいます。
自分の成果を誇示したい人もいますし、誇張する人もいるでしょう。人を煽りたいだけ、マウントを取りたいだけの人もいます。
そして実際にそれらが本当かどうかを確かめることもできません。つまり、気にするだけ無駄です。
また、人それぞれスタート時点が異なります。
完全にゼロから始める人に比べて、前提知識やいい勉強法が身についている人は、圧倒的に短時間で必要なレベルまで到達できます。
「自分は頑張っているのに、あまり勉強してないように見える人に勝てない!」とか、比べる必要はないです。
結論
これらのことから、自分は勉強時間を測ることを辞めました。
勉強時間を測って他者と比較するよりも、現状自分が無理なくできる量で勉強をする。
そこから分析をし、質を改善する。
これでちゃんと成果は出ています。
もちろん、勉強時間を測ることでモチベーションアップになる方は続けてください。
② 他人と競うこと
- 同じ資格の勉強している人
- 何もしていない人
どちらと比較しても意味はありません。
昔は他人と競うように生きていましたが、敵対心や怒り、嫉妬、無駄なストレスになりました。
そもそもその人たちに勝つことや負けることは、自分の目標達成や成果を出すことに関係ないことです。
勝とうとするよりも情報交換をした方が、有意義だと思いました。
必要なのは、過去の自分との比較だけです。どれだけ成長できたか、なにが効果があったか、なかったかなどの分析をします。
優れた成果を出している人とは、競うのではなくて勉強法を参考にする程度です。
③ 最高率の勉強法探し
常に完ぺきな勉強法を探そうとネットや本で情報を探すと、迷走します。
人によって真逆のことを言っていたりしますからね。
「本当にこの学習法でいいのか?」と常に不安になり、また情報を探し求めるということをしていました。ものすごく時間や労力を無駄にしました。
これらの対処法は、ある程度参考にして大体の当たりがついたら、不完全だろうと実際に自分で試してみる。
それで効果があったものを継続し、自分に合わないものや効果が出ないものを捨てる。これだけです。
60%や70%の質の勉強法でも、続ければどんどん成長します。その過程でさらなる気づきを得て、質が増します。
④ 高すぎる目標
高すぎる目標はモチベーションを下げます。
むしろ、理想と現実のギャップにメンタルがやられます。先延ばしの原因にもなります。
大事なのは、自分のできることを積んでいくことです。
「これならできる、できそう」という目標を立てると、自然と行動量が増します。
そして途中で余裕が出てきたら、少しずつ目標のレベルを上げます。
プレッシャーがかかりすぎていると思ったら、目標を下げます。
そうしてちょうどいい目標を維持して、モチベーションを保ちます。
実際この過程でどんどん成果がでてくるので、確実な自信になります。
⑤ 外的動機
外的動機とは、評価、お金、世間体など自分の外のものをモチベーションにすることです。
外的動機は短期的には燃料になりますが、長期では不安定です。
- 評価されない
- お金がもらえない
- 認められない
こうした不確定要素によって、モチベーションが浮き沈みしてしまいます。
これに対して、内的動機というものがあります。
内的動機は、「知りたい、楽しい、こうなりたい」といった内側からあふれてくるものです。
これをベースに行動すると、日々充実感や納得感があります。
外からの影響に対して動じにくくなり、芯が強くなります。
⑥ 足を引っ張る人間関係
価値観が違いすぎる環境は、無意識にエネルギーを奪います。
勉強や努力をしていると、
- いつまでやっているの?
- 何を目指しているの?
- それ意味なくない?
- 他の事したら?
- 無理でしょ
といったことをいう人がでてきます。
こういったタイプとは距離を置きました。
彼らを”説得しよう、論破しよう、見返そうとする努力”は本当に無駄なものです。
当の本人たちは思いついたことを適当に言っているだけなので、時間が経ったら「そんなこと言ったっけ」と忘れています。仮に結果がでたら「すごいね」程度で終わります。
でも彼らが悪いというわけではなく、自分も興味のない分野に対して、知らない間に、意図せず他者にそういった言動をしていると思います。なのでお互い様の精神で流します。
彼らと距離を置くと、応援してくれる人や干渉してこない人だけが残ります。
そうすると無駄なストレスを受けないので、日々安定して学習できますし、たまに遊んでリフレッシュ出来ます。
無駄な飲み会・集まり
終わった後に満足感があるものはOKですが、疲労感や虚無感がある集まりはいくのを辞めました。
お金と時間だけ使って、この時間勉強した方が有意義だったなと思ったら、辞めます。
成長しない環境
ある予備校で、ある程度努力してもほとんど成長が見られなくなったら、環境を変えます。
環境は努力を増幅も、減衰もさせます。
環境を変えるだけで、やるべきことがはっきり見えて、成長しました。
⑧ 頭のリソースを奪う趣味
良い趣味は、楽しんだ後に心や頭が軽くなって、気分が切り替わり、「勉強頑張ろう」とポジティブになります。
自分は”英語でドラマを見る”ことが当てはまります。勉強した後にさらに語学学習して疲れないのか?と思われる方もいるかもしれませんが、別の頭の領域を使っている感覚で、疲れません。
むしろ英語に没頭することで余計な思考などがクリアになり、軽くなります。
反対に良くない趣味は、疲れて勉強量が減ります。ストレスもたまります。
- ソシャゲ
- PvPゲーム
- 頭を酷使する対戦(オセロなど)
これらはやめました。
ソシャゲは毎日デイリーをコツコツやる義務を無意識に感じます。
そのタスクが、他にやるべきことの意志力を奪います。たった10分だけでも、かなりエネルギーを消費していることに辞めてから気づきました。
常にソシャゲのイベントやデイリーの義務感があったときに比べて、一日の思考が軽くて、勉強に取り掛かりやすくなりました。
また、対戦型のゲームや頭を使うゲームは疲れるので、その後に勉強をしようとする気にならなくなるのでやめました。
負けるとストレスがたまりますし、煽りプレイヤーもいるので、負けないようにうまくなろうとするのですが、冷静にその努力や時間ももったいないですしね。
その努力や時間を勉強に充てて、リアルで成長したほうが有意義です。
⑨ 無駄に頑張ってること
上で説明した、他人を見返そうするとか、ゲームの努力とか、なんとなく続けてる習慣とか、「将来5年後10年後に役立っているか?」と自問自答して、NOと思ったものは辞めました。
そして浮いたリソースを、「将来やっててよかった」というものに注ぎます。
⑩ 傲慢さ
「他の人にできるなら自分はできるはず」
という過信は、メンタルに良くない時があります。
人それぞれ強みと弱みがあるので、他人が出来て自分が苦手なことはたくさんあります。
逆に、自分が当たり前に楽にできる長所をいかしていくことで、壁を突破しやすくなりました。
⑪ 完璧主義
完璧主義は行動を止めます。
不完全でいいから、小さくコツコツ進みます。
勉強法や価値観、目標なども、確定させる必要はなく、常に流動的に臨機応変に変更します。
⑫ 自責・反芻
過去の失敗を繰り返し考えても、メンタルが病むだけです。
考えすぎず、過去の失敗から学んで改善する。
また、リフレーミングという思考法も有効です。悪い経験に対して、新たなに良い意味づけをすることです。
「この失敗のおかげで結果的に良い事が起きた、学べた、成長した」
などと捉え直すことで、メンタルが悪化しづらくなります。
⑬ SNSと過剰な情報
情報が増えるほど、脳が判断疲れをして行動は減ります。
ネガティブな情報や他人の成功、対立する意見は集中力を削ぎます。
またネットでは不安を煽るような情報が蔓延しています。
こうした情報をシャットアウトすると、自分の優先するべきことがクリアになります。
特にメンタルが悪化してきた時、余計なストレスがかかってイライラしている時に、YouTubeやSNSを遠ざけると数十分で心が軽くなるのでお勧めです。
まとめ
勉強する上で、何をするかではなく何をやめるかについて今回はご紹介しました。
成果は「足し算」だけではなく、不要なものを削ることで加速します。



