英語学習で人気のイマージョンラーニング(英語漬け学習)。
実はイヤホンで聴くかどうかで、リスニング力の伸びに大きな差が出ると言われています。
この記事では、イヤホン学習のメリットとデメリットを解説します。
目次
1. イマージョンラーニングとは?簡単におさらい
イマージョンラーニングとは、英語を「学習」というより日常生活に浸るように浴びる学習法です。
映画・ドラマ・ポッドキャストを大量に聞くことで、
自然な発音
文脈からの意味推測力
リスニング耐性
が強化されます。
イマージョンラーニングについて詳しい記事はこちら。
2. イヤホンがイマージョン学習に向いている理由
2-1. 細かい音が聞き取れる=リスニング精度が上がる
研究によると、イヤホンは鼓膜の近くで直接音を伝えるため、
- 弱い子音
- リンキング音(i don’t want toがくっついて→i don wanna のように発音すること)
- ネイティブ特有の抑揚
がよりクリアに認識できます。
スピーカーでは、部屋の反響や周囲の雑音でこの細かい音が消えがちです。
2-2. 集中力が段違いに高まる
ヘッドホン・イヤホンで聞くと、脳は「自分の頭の中で声が鳴っている感覚」を覚えます。
この効果は心理学的に「in-head localization」と呼ばれ、親近感や記憶定着率が高まることが実験で確認されています。
2-3. 英語環境に“いる”感覚を作りやすい
スピーカーだと「部屋のBGM」という感覚になりがちですが、
イヤホンは周囲の音を遮断し、英語に没入する環境を作れます。
イマージョンラーニングは“英語脳への切り替え”が重要なので、この没入感は大きな武器です。
3. スピーカーのデメリット3つ
3-1. 雑音で大事な音を聞き逃す
生活音や反響音が混じると、細かな発音を無意識に聞き飛ばします。
→ 結果的に「なんとなく聞き流す」状態になりやすい。
3-2. 集中力が分散しやすい
スピーカーは空間に広がるため、脳が「環境音」として処理しがちです。
イヤホンほど「英語に耳を奪われる」状態を作れません。
3-3. 記憶定着率が低くなる可能性
心理学研究では、イヤホン使用者の方が話し手への親近感が強く、説得力や印象が残りやすいと報告されています。
スピーカーでは「流しっぱなしBGM」扱いになり、脳が重要な情報として記憶しにくいのです。
イヤホン学習のデメリット
使用時間とリスクの関係(研究からの数字)
- 1日3時間以上をイヤホンで聴取している学生の中で、34%に聴力低下の傾向が確認されたという調査があります。
ResearchGate - 他の研究によると、1日平均60分を超えるイヤホン使用で、難聴のリスクが4.5倍に跳ね上がるという報告もあります。
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🔊 音量レベルと安全基準
- 85 デシベルを超える音量を長時間聴くと聴覚へのダメージが起こりやすいとされており、
- 85 dBAで1週間に40時間以内の使用が国際的な安全基準として示されています。
Hearing Health Foundation+12ウィキペディア+12厚生労働省+12yamaha.com+1東洋経済オンライン+1
- 85 dBAで1週間に40時間以内の使用が国際的な安全基準として示されています。
なるべく小さい音量のほうがダメージが少なくなります。
💤 疲労(リスナーファティーグ)
- イヤホンの長時間使用や大音量聴取は、耳の疲労感・聴覚過敏・集中力低下を招く「リスナーファティーグ」という現象を引き起こします。
ウィキペディア
これらからわかることは、大音量で長時間イヤホンを使用することは控えて、程度な音量と使用時間に注意し、イヤホンを使用することが推奨されます。
耳を守るための安全な使い方
- 音量は最大60〜70%程度以下(もしくは85 dBA以下)で聴取
- 1日60分までを目安にし、1時間聴いたら10分休憩を入れる
- 遮音性の高いイヤホン(ノイキャンなど)を使うと、音量を上げずに済むのでおすすめ。お勧めのイヤホンを記事の下でご紹介しています。
4. イヤホンとスピーカーの使い分けがベスト
- 精聴・シャドーイング・学習モード → イヤホン推奨(適度な時間と音量)
- 家事や作業中のながら聞き → スピーカーOK
- 通勤・外出中 → ノイズキャンセリング付きイヤホン推奨
5. まとめ:イマージョン学習はイヤホンとスピーカーを使い分けよう
項目 | イヤホン(ヘッドホン) | スピーカー |
---|---|---|
リスニング精度 | 高い(小さな音も明瞭) | 評価はやや劣る |
没入感・集中力 | 高い、声との一体感あり | 音場感が広くリラックス向き |
心理的印象/説得力 | 親近感・影響力が強い | やや控えめ |
健聴負担・疲労 | 耳に負担がかかりやすい | 耳への負荷が少ない |
実生活での適応力 | 騒音環境への対応力が弱い | 自然環境下でも柔軟に対応 |
イマージョンラーニングは、できるだけネイティブの音を正確に、集中して聞く時間を増やすことがカギです。
- 「細かい音を聞き取れる」
- 「集中しやすく記憶に残りやすい」
この2つの理由から、イヤホンでイマージョンラーニングをすることはメリットがありますが、過度な使用は健康を害するリスクがあるため、使い分けましょう。
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