目次
はじめに
この記事では、高校時代から現在に至るまでの英語学習の過程や、イマージョンラーニングを本格的に取り入れたきっかけや、イマージョンラーニングの効果について書いています。

高校時代:シャドーイングとリスニングからのスタート
高校時代、受験対策として1年間、毎日30分ほど英語のシャドーイングを行っていました。音声付きの長文教材を繰り返し聞きながら、テキストを読み込むスタイルです。その後は通学中に英単語帳についていた例文音声を半年ほど聞いていました。センター試験では英語で約8割5分の得点。
大学初期:TOEIC初受験とイマージョンのきっかけ
大学に入学してすぐに受けさせられたTOEICでは450点。これは言い訳ですが、大学側から強制的に受けさせられるので、自分含め、大半の生徒のモチベーションは皆無です。対策もゼロで、強制的に2時間も試験を受けさせられるのは拷問でした。まだ入学したてで就活の意識も低いし、単位にも関係ありませんからね。
その後、帰国子女で慶応大学に通っていた友人(当時TOEIC800以上、就活時期には900超え)と遊んでいる時に「海外ドラマを英語音声・字幕なしで見てる」と聞きました。そもそも字幕なしで海外ドラマを見れる人なんて伝説くらいに思っていたので、「かっけえ!自分もこうなりたい」と思い立ちます。
一度日本語で視聴していた『イーグルジャンプ』や『インサイドヘッド』の音声を録音して、寝る前に1か月ほど流し聞きしました。30分も経たずに眠くなり、良い睡眠導入剤でした。
数か月後に、大学で再びTOEICを受けさせられた時はスコアが550点に上昇。前よりも明らかに英語に対するアレルギーのようなものが無くなっており、リスニングも集中しやすかったです。ほかに何もしていなかったのに100点も上がり、明らかに聞き流しの効果を感じました。
英語から離れた時期
これ以降は簿記の勉強に注力し、英語学習は一時停滞。ただし、Netflixで『プリズン・ブレイク』『SUITS』『ウォーキング・デッド』などを英語音声・日本語字幕で視聴しました。特に英語学習のためという意図はありませんでした。
2024年 英語字幕をつけてアニメやドラマを見始める
2024年に入ってから「余暇をダラダラ過ごすくらいなら、娯楽として英語を取り入れたら生産的じゃね?」と思い、日本語音声・英語字幕でアニメやドラマを観るように。視聴作品は『ブルーピリオド』『フリーレン』など。
英語音声+日本語字幕よりも、日本語音声+英語字幕のほうが学習効果が高い
英語学習には「日本語字幕」と「英語字幕」のどっちが効果的? | English Lab(イングリッシュラボ)┃レアジョブ英会話が発信する英語サイト映画や海外ドラマだけでなく、動画を活用して英語学習する人が増えています。視聴の際に、「日本語字幕」と「英語字幕」のどっちを選べばいいのか悩む人も少なくありません。はたして、英語学習にはどっちの方が効果的なのでしょうか?
というネットの記事を見かけたので、取り入れました。
これによって、字幕を高速で読めるようになりました。
2024年6月 英語音声・英語字幕を試す
6月頃には「一度見た作品なら英語音声・英語字幕でも理解できそう」と感じ、『ダンジョン飯』『サイバーパンク2077』を英語で繰り返し視聴。
意外と理解できて、語彙力の向上を感じました。ダンジョン飯という名前通り、ご飯をよく作るので、それ関連の語彙力やフレーズを獲得できました。(例:ingredients=具材、digest=消化する seasoning=調味料、Let’s dig in!=いただきます)
2024年7月 イマージョンラーニングという存在を知る
7月にはYouTubeでイマージョン学習を紹介する動画がおすすめに流れてきました。
「自分がやっていることの先駆者だ!」とテンションがぶち上がりました。このまま継続していけばTOEIC900点以上も取れる可能性あるんだと期待が膨らみ、英語学習へのモチベが加速。
今まではiPadを使っていましたが、PCを購入し、「Language Reactor」や「Anki」などのツールを導入。
以降、娯楽のほとんどを英語に置き換え、毎日平均3〜4時間はイマージョンを継続しています。
視聴・学習コンテンツの一部紹介(2024年7月〜2025年5月)
以下それぞれの項目にわけて、思い出せる限り書き出してみました。
一部繰り返し視聴したものや途中で離脱したものもあります。サイバーパンクやダンジョン飯等はながらでリスニングにもかなり使っているため、10周以上はしています。
視聴したアニメ
『ダンジョン飯』『サイバーパンク』『デスノート』『斉木楠雄』『極主夫道』『スーサイドスクワッド』『坂本デイズ』『スポンジボブ』『おさるのジョージ』『ダンダダン』『フリーレン』『グレートプリテンダー』『ゾン100』『週末のワルキューレ』『ポケモンコンシェルジュ』『デビルメイクライ』『異世界おじさん』『賭ケグルイ』『ピアノの森』『ソードアートオンライン』など
視聴したドラマ
『ストレンジャー・シングス』『プリズン・ブレイク』『SUITS』『ブレイキングバッド』『イカゲーム』『弱いヒーロー』『ザ・ケージ』『地面師たち』『今際の国のアリス』『サンクチュアリ』『フーリガン』『アフターライフ』『ブラッドハウンド』『○ラック最適ネット販売マニュアル』など
映画
『ラウドハウス』『ジュマンジ』『ウォンカ』『スタンド・バイ・ミー ドラえもん』『ドラゴンクエスト』『バック・トゥ・ザ・フューチャー』『グッド・ウィル・ハンティング』『ペット』『メアリーと魔女の花』『マダガスカル』『カンフー・パンダ』『ハリー・ポッター』『ミニオン』『GANTZ:O』『シュレック』『ペンギンズ』『僕のワンダフル・ライフ』『レベルリッジ』『鬼殺し』『シニアイヤー』『ピッチ・パーフェクト』『パディントン』『ピーターラビット』『ちひろさん』『トゥルーマンショー』など
YouTubeやその他
- MrBeastの動画(英語が聞き取りやすく、内容も楽しい)
- スティーブ・カウフマン(20言語を話す学習者)の学習動画
- 海外のYouTuberによる日本語学習動画
- ガジェット紹介やレビュー、ゲーム実況も英語圏中心
Language Reactorはめちゃくちゃおすすめ
Language Reacorを使うと、セリフがないシーンをスキップできるのでとても効率よくイマージョンできます。
さらにわからない単語はすぐに意味がを調べられるうえに、英語と日本語を両方出すことで、あまりにも英・英では苦しい作品も見ることが出来ます。
実感したイマージョンラーニングの効果
- 英語を英語のまま理解できるようになった
→ 日本語への高速翻訳や文法の意識が消えてきた - ネイティブのスピードに置いていかれなくなった(リスニングと字幕を読む速度)
- それに伴ってリーディング速度も上がった(テンプレの部分を飛ばし読みできる)
- 字幕なしでも耳慣れたフレーズや単語は自然に聞こえる
- 日常的にふと英語のフレーズや単語を思いつく
- YouTubeにある英語のコメントや英語圏の動画への抵抗がなくなった
- 英語音声が「ノイズ」ではなく明瞭に聞こえる
- TOEIC単語帳を見るとイマージョンラーニングによって自然に覚えた単語が多くて楽しい
→ 例:金のフレーズで言えば600〜860点の単語を網羅、990点レベルは約30%程
まだまだな点・今後の課題
- 字幕に頼る期間が長かったため、字幕なしでの理解力が弱い
- 英語の単語やフレーズは聞こえてくるが、全体として何が言いたいのかの理解がかなり弱い
- アクション系作品に偏り、ビジネス系語彙が不足
- 英語圏のユーモアや文化的背景への理解が浅い
今後の方針
- ポッドキャストを取り入れ、音声のみのリスニング力を強化
- ポッドキャストでながらリスニングの効果を確かめる
- 『おさるのジョージ』を視聴する(イマージョンラーニングに向いている)
- 海外YouTuberや英語圏のドラマや映画から、スラングや文化的背景、ユーモア等を吸収
- 『SUITS』などのビジネス系ドラマでTOEIC向け語彙を増強
- 落ち着いたタイミングでTOEIC受験予定
まとめ
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
まだまだ英語マスターなどと言えるレベルではなく発展途上中で、試行錯誤の連続ではありますが、イマージョンラーニングの効果を十二分に実感できました。これからも英語を楽しく学んでいきたいと思います。
同じように英語を学んでいる方の参考になればうれしいです。また定期的に経過や気づきをシェアしていきますので、よかったらのぞいてみてください。