初めに
私は簿記が好きではありません。
初めて大学の講義で簿記3級を履修した時、1mmも興味が持てませんでした。授業にも身が入らず、テスト前にちょろっと勉強した結果、単位を落としました。
その後、会計士を目指すことにしてから、本腰を入れて簿記を勉強するようになりました。
会計士試験を受験する過程で、日商簿記2級を目指し、毎日3時間勉強して2か月で合格できました。
しかし相変わらず簿記は好きじゃなかったので、以下のような勉強方法でやっていました。
- 講義はほぼ見ない。長時間見てられない。
- テキストパラパラ眺めて、問題集やらない
- 問題集や過去問をごり押し回転
- 問題集の解答から丸暗記しようとする
その結果、日商簿記1級や会計士試験で挫折を経験しました。
いろいろ遠回りしつつも、試行錯誤をして、結局これをやれば伸びるという必須ポイントが見えてきました。
おかげで、その後日商簿記1級、税理士試験の財務諸表論に合格しました。
今回はそのポイントについて、丁寧にご紹介します。
すべてはインプットによる理解から始まる
インプットは、テキストを読んだり講義を受講することです。
まずはどんなものなのかを知らなくては、問題を解くこともできません。
理解の定義は諸説ありますが、「これはなに?」「なぜこれをやる?」という疑問が自分の中で解消されて、腑に落ちていることと、筆者は仮定します。
具体例を用いたり自分なりの解釈ができたり、人に一言で説明できるなどによって理解度が図れます。
講師などが具体例を用いて解説する時や「簡単に言うと~」と説明するときに、よく聞いてメモしておくことが理解にめちゃくちゃ有効です。
この概要やイメージがしっかり入っているかどうかで、その論点の得意不得意が変わります。
仕訳や下書き、問題文の意図などが理解しやすくなり、記憶にも残りやすくなるからです。
なので個人的には計算の解き方とか公式の説明よりも優先度高いです。
簿記の流れや頻出するキーワードなどが一つずつ理解できていると、捻られた問題や大量の資料が出てくる問題にも対応できるようになります。
以下の記事で、管理会計の本質の理解について具体例を用いながら説明しています。
高難易度の相対試験は、大手予備校で受講する
難易度がある程度までの試験は、市販のテキストを自分で読んで理解して、あとは問題集や過去問を解くことで合格することができます。(日商簿記2級までは自分はこれでした。)
ですが、日商簿記1級や会計士試験、税理士試験などの高難易度の相対試験では、講義を受講するのが必須です。
特に合格占有率の高い、大手の予備校の講義です。
相対試験で合格するためには、正答率の高い問題を解けるようになる必要があります。
受験者の多くが大手の予備校にいるので、同じ講義、問題集、答練を受けて前提条件を揃えなければ不利になります。
講義を見なかったり、マイナーな予備校に入ると、スタート時点から他の受験者に後れを取ります。もちろんハンデがあっても受かる人はいますが割合は低いです。
講義を見なかったり、マイナーな予備校で学んだ結果
自分は簿記の勉強を始めたころ、講義も見ず、理解も重視せず、ひたすら丸暗記をして問題集や過去問を解きまくったところ、日商簿記2級は合格できました。
しかし、日商簿記1級の勉強に全くついていくことが出来ませんでした。
問題の意図などが全くわからなくなるのです。
また、会計士試験でいうと、合格占有率はTAC、大原、CPAの3校で9割以上を占めていました。しかし筆者は当時、それ以外のマイナーな予備校にいました。
「安いし、ここにも合格者がいるから自分の努力次第だろう」と思っていました。
結果、何年も成績が伸びませんでした。
ここまで伸びないのかと思うくらい伸びませんでした。
講義も使いまわしで、問題集もバラバラで、何を優先的に片付けたらいいのかわからないのです。
講師やスタッフに質問しても、あまり解決にならない根性論や、自信を無くすような回答が返ってきました。
「どんなに努力しても伸びないんだ」という学習性無力感になりました。
その後、同じように伸び悩んでいた知人が、別の大手の予備校に移ってすぐ成績が伸びたのを知って、自分も移動しました。
大手の予備校の感想としては、なんてわかりやすい講義や教材なんだと思いました。
すぐに停滞していた成績も伸びました。
結果的に会計士試験は受からずに道を変えたのですが、ここで得た学びは今でも活きています。
大手のわかりやすい講義やテキストで学ぶほうが、他の受講生に対してビハインドにならず安心!
環境を整えれば、あとは”自分の努力次第”という状態になる。
長期的に見れば金銭面、精神面でもお得!
目先の金よりも、数年間のほうが圧倒的に大事。




